思えば強慾な犬であった。私が菓子なぞを食べていると、目覚めているときはモチロン、眠っていてもやにわにパチリと目を開け私の傍らに取り澄まして座りやがる。穏便に分けてもらおうというつもりも少しはあるのだろうが、私が菓子を落としてしまったりする…
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